年金と老後
 話題集中の年金問題。ゴールデンタイムのクイズ番組にテーマとして取り上げられ高視聴率を稼ぎ出すようになるとは昨年までは考えもつかないことでした。
 それでは今まで何故年金問題があまり話題にならなかったのでしょうか?私個人の感想をいうと、まず国がうまく運営してくれているという安心感がある一方で、制度的に複雑すぎてとことん理解する気が起きなかったというのが正直なところです。その安心感が一連の報道などをきっかけとして一気に不安感に変わり、「何も知らない、あなたまかせ」では済まないのではないかとなってきたのではないでしょうか。
 いったん火のついた年金制度改革は今後も論議され前進していくに違いありませんが、少子高齢化の進むことを前提にすれば「親への仕送り方式」である現在の賦課方式が続く限り、間違っても拠出額が減り給付額が増えるといったバラ色の改革にならないことは明らかなことです。
 大手調査機関のアンケート調査によると老後不自由なく暮らすには月収25万円、余裕ある暮らしには37万円必要とあります。生活する環境や個々の生活観(ライフデザイン)によってそれぞれ金額の違いこそあれ、ご自分の老後に必要な生活費は自分の年金収入で足りるのか足りないのか、足りないとしたらいくら足りないか(ライフプランニング)、どうやって足りない分を補えばよいのかを老後の来ないうちに考えて実行する(ファイナンシャルプランニング)ことが重要です。
 老後準備の方法として3つの方法が考えられます。ひとつめは「老後を遅らせる」ことです。リタイアを60歳といわず、65歳、70歳にすることです。収入アップに直結しますし好きな仕事であれば生甲斐もあるということで最も良い方法ですが誰にでも当てはめるというわけにはいかないかもしれません。2つ目は現在の支出状況を見直せば老後のための積立資金をひねりだすことができるかもしれません。3つ目は今ある資産をもっと働かせることを考えることです。
 このコーナーでは上記の2と3について具体的な方法を紹介しながら年金について理解を深められるようご一緒に考えていきたいと考えています。それでは次回以降・・